睡眠障害の症状と対処法

睡眠相後退症候群

これは若い人などに多いと思われるのですが、眠る時間が毎日少しずつ遅れていき、そのうちに昼夜が逆転してしまう人がいます。特に眠る前にパソコンをいじったり、ゲームをやったり、DVDを観たりしているうちにこうなってしまうのです。

 

この睡眠障害を、睡眠相後退症候群といいます。いわゆる夜型人間といわれる人たちです。これがひどくなってしまうと、本人では直そうと努力していても、どうしても毎日少しずつ時間がずれていき、2~3週間に一度は朝起きることが出来ずに、学校や仕事に行けなくなったりします。

 

夜の仕事をしている人ならともかく、普通の人であれば社会生活に支障を来たすこともありますので、なるべく早く改善したほうが良いでしょう。この病気は、それが生活習慣の乱れなどから生じることが多いので、確かな原因が分かれば解決することは意外に容易に出来るようです。

 

人間は元来、約24時間のリズムというもので生活しています。しかし、このリズムは様々な環境因子によって毎日修正されているのです。睡眠相後退症候群の人は、このリズムが乱れて悪循環を起こしているのです。つまり、どこかでそれを修正する必要があります。

 

一番良い方法は、その悪循環をリセットする日を設定し、その期間は早寝早起きを実践することです。そして、その期間は1時間程度太陽の光を浴びるようにします。そうしてリズムをリセットできたら、それ以降はまた悪循環にならないように、規則正しい生活を心がけることです。

 


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